変形性関節症 と診断された

老犬
変形性関節症 と診断された

概 略
動物も高齢化に伴い、変形性関節症は増えています。
変形性関節症とは、「関節軟骨の変性壊死、関節辺縁や軟骨下の骨の増生で進行かつ非感染性の関節疾患です。
発症する要因として、年齢、肥満、遺伝子素因、環境要因など様々です。一般的に1次性と2次性に分かれ、1次性は加齢や体重、運動の負荷で生じ、2次性は、骨折やじん帯損傷、といった外傷や脱臼、形成異常で発症します。
アドバイス
・完治する疾患ではない。不可逆的で元に戻すことは出来ない
・進行を遅らせ、QOLの改善と維持を図るかが治療のポイント

主な症状
□跛行  特に動きはじめや運動後に多い
□患肢の挙上・疼痛

検査・診断
必要な検査
 □視診・触診
 □レントゲン検査
追加・必要な場合に行う検査
 □麻酔下での触診・レントゲン検査
精査のための検査
 □関節液の細胞診
 □関節鏡による検査

治療法
1体重管理 肥満の改善
 □減量プログラムによる体重コントロール
 □療法食 
 □減量を目的としたサプリメント
2運動様式・生活環境改善
 □シャンプーを伴う運動や階段の昇降の改善
 □フローリング等の環境改善
 3疼痛管理
 関節痛、骨膜炎に対する治療
 □痛み止め内服 ・疼痛の強度により使い分ける
 ・関節機能の回復と進行を遅らせる目的での投与
 □投薬不可の場合は長期作用型注射
 □電気刺激療法
 □レーザー療法
 □サプリメント ※軟骨保護作用として有効と言われているが否定的な意見もある
4リハビリ
 □マッサージ療法
 □温度療法 冷却療法・温熱療法
 □運動療法
5外科療法
 基本は保存療法だが疾患の種類や重症度では人口関節置換術等を行う場合もある
 □
6今後、注目される治療
 □臨床兆候の緩和を目的としてPRPや間葉系幹細胞の関節内投与

推奨する定期検査
 □3-6か月ごとの検診

予後
進行は不可逆的で根治は期待できない
体重管理、環境改善、疼痛管理を適切に行うことでQOLを十分に保つことが出来る

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