犬 糖尿病と診断された

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犬・糖尿病 と診断された

概 略

インスリンの不足や欠乏により高血糖が生じ、様々な代謝異常を起こす病態。肥満傾向で、多飲、多尿、多食、体重減少で来院されるケースが多い。重症例では、ケトアシドーシス(元気消失、嘔吐、下痢、脱水状態)で来院されるケースもある。その場合は緊急治療の必要がり、速やかに点滴やICUでの入院治療が必要になる。

今回は、アシドーシスの状態が改善された後や維持期の治療として記載する。

アドバイス

・基本は完治する疾患ではないため生涯の治療(インスリンの投与)が必要

・適切かつこまめなケアで長期的な予後が認められる

・継続治療後、体質改善などにより、インスリンの分泌が起こり、治療を終了出来る場合も

ある

・膀胱炎などの併発疾患が多い

・インスリンを自宅で1日、1~2回投与する必要がある

・規則正しい食事の回数と量が重要なポイント

・インスリンの投与量を決めるまでに、血糖値の測定に数日間の通院または入院が必要

・定期的な血糖値の測定が必要

 

主な症状

□多飲・多尿

□多食

悪化し、ケトアシドーシスの状態で

□元気消失・食欲不振

□嘔吐・下痢

□脱水による全身症状を併発

 

検査・診断

必要な検査

□血液検査

□尿検査

追加・必要な場合に行う検査

□レントゲン検査

□超音波検査

 □血液(糖化アルブミン・フルクトサミンなど)

□インスリン投与後の血糖値の測定

行っている治療

□療法食 食事の選択と指導

□自宅でのインスリンの投与指導

 

□ケトアシドーシスに対する入院治療

 

推奨する定期検査

□インスリンの投与量を決定までの間、数日の通院または入院

□安定後、1-2か月ごとのコントロールマーカの測定

 

予後

自宅にてインスリンの投与を行い、定期的な検査をすることで予後は良好

継続治療後、体質の改善等でインスリンの投与を中止出来る場合もある。

但し他の併発疾患(クッシング、膵炎、腎臓病)がある場合、予後は良くない。

 

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