犬伝染性気管気管支炎(ケンネルコフ) と診断された

上部気道感染


概 略

発咳(せき)を主張とする急性の上部呼吸器疾患。飛沫や直接接触することで伝番。保護施設やペットショップでなどの多頭飼育下で流行する傾向がり、購入後や譲渡後の飼育後数日、1歳未満での発症が多い。

原因となる病原体は複数のウイルスが関与し、2次的な細菌感染により鼻水等悪化する。

アドバイス

・完治する疾患

・通常7-10日で完治するが、1か月近く咳が続く事も多い

・初期症状がジステンパーやパルボといった重篤な感染症との臨床症状と類似するため、

-3日は注意が必要

・温度管理や湿度の環境を整え、安静にして栄養管理を適切に行う

・生後、初回混合ワクチン接種(2-3回目)に重なる場合が多い。状態が良い場合は、重篤

な感染症を予防することを優先し、完治していなくても(咳がたまにある場合でも)混合

ワクチン接種を優先する場合もある

主な症状

□元気・食欲はある

□乾性(かわいた)咳

□鼻水・くしゃみ(2次的な細菌感染で悪化)

□発熱

検査

必要な検査

□聞き取りと視診での判断が多い

より有効な検査

□鼻腔スワブによる遺伝子検査(排泄期間1週間と短いので検出されないことあり)

追加・必要な場合に行う検査

□レントゲン検査(正常か軽度の気管支異常が確認される)

□菌培養同定感受性試験(2次的な細菌感染が疑われる場合で長引いている時)

 □ウイルス検査 (ジステンパー等の他のウイルス疾患との除外のため)

診断

 □飼育環境の聞き取り(多頭飼育環境)

行っている治療

多くは自然治癒するが細菌感染や咳の頻度が多い場合は、抗菌剤の投与と鎮咳を用いる

2次的な細菌感染が疑われる場合

□抗菌剤(2週間程度)

咳の頻度が多い場合

□気管支拡張剤

□鎮咳(咳どめ)

□吸入療法 

予後

予後良好

感染力が強いため他犬との接触を注意

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